CIMG02591.jpg

 先日のオクで1410円でゲット。
実はこれ2枚目。一見サボイという結構地味なレーベルでなおかつ地味なジャケットデザインであるがゆえ、なかなか手が出しにくそうなレコードである。ところがこれが個人的隠れ名盤ってことで、出だしが最初510円で安かったもんでついついかわいそうになり結局最後まで落としてしまったしだい。
これのオリジナル盤の相場はよくわからないが、金額が4桁以内であればさらに3枚目も欲しいと思っている。国内盤での質感はあまり魅力は感じないが、オリジナルのコーティング盤であれば(あるかどうかわからないが)このデザインが逆に雰囲気があって格好良さそうである。
一体どこがそんなに魅力的なのかと言われると、もうB面1曲「ユア・ホスト」の演奏につきる。ギターのバレルの曲らしいけれども哀愁を帯びたあの出だし、後に続くペッパー・アダムスのバリトン、デリケートなフラナガンのピアノ等、一度聴くとずっと耳から離れない。この1曲を聴くために予備用として今回手に入れたってのが今回の動機。カレーライスを偶に無性に食べたくなるような感じで、発作的に偶にどうしても聴きたくなってターンテーブルに載せてしまう類のレコードの一つである。そういえば例の寺でやったモノラル試聴会の時もこれかけたらけっこう評判が良くて、この曲の魅力を感じるのは自分だけではないってことで心強かったのを思い出した。
 ちょっとネタが切れそうなんで、今宵は美人歌手リー・ワイリーなんかどうかと.。
女性ジャズ歌手を仕分けると(まあ仕分けする意味があるのかどうかは置いといて)美人系と実力系、黒人系と白人系等いろいろ分け方があると思う。前に書いたジュリー・ロンドンの場合は白人の肉感的美人歌手の代表みたいな感じかと思う。美人系というと外見ばかりで実力が伴わなさそうに思われながら予想外に歌が上手いのがジュリーと思っている。だから集めている。声も好きだし。
リー・ワイリーの場合は正真正銘の正統的な白人の美人歌手である。彼女の場合は並の美人とではなく、もうほとんど最高の美人女優レベルであり、謎めいた佇まいはなんとなくグレタ・ガルボに似ている。
ビブラートを効かした独特の声や唄い方は非常に上品で正統的で、誤解無く言うとある意味ジャジーとはいえないように思うけれども、醸し出す雰囲気はアメリカの都会的に洗練されたあの時代のジャズ(なぜか思い浮かぶのは上品な高級ジャズクラブのジャズ)のある部分を紛れもなく表現している。(その時代に生まれてないだろとの突っ込みはナシです。)
似たような路線でジョニ・ジェイムズがいるが、彼女の場合には実際に半分女優であるし、ある種の華やかさや明るさを持っているように思う。リー・ワイリーの場合にはアルバム名のせいか夜のジャズのイメージがある。


CIMG0345.jpg


CIMG0346.jpg
2008.02.27 娘の趣味1
上の娘ってのが高校生なんだが・・変な趣味で・・以下の写真も娘が撮ったんだけどもCIMG0520.jpg
猟奇的というか、あまりにもシュール過ぎて

CIMG0528.jpg
ついていけない所がある。CIMG0471.jpg

廃墟マニアで爬虫類好きで鳥肌ファンってのは・・・個性といえば個性だが、誰に似たのだろう。(オマエだろーと叫びが聞こえてくる)
そんな娘も金魚のモモちゃん(バルーンの獅子頭)が死んだ時には悲しくて9回も泣いたってのが・・・とりあえずいずれまた可愛い金魚買ってこないととは思っているしだい。
 音楽趣味とオーディオ趣味の境界線の話。
趣味として音楽を聴き、オーディオ嵌ってしまっている今の状況でたまに考えることなんだが、自分は一体音楽とオーディオのどちらにより魅せられているんだろうか。好きなジャズをより良く聴くためのオーディオシステムってことで互いに「持ちつ持たれつ」「切磋琢磨」の関係で敵対するようなものでないことは確かではあるが、それぞれジャンルの確立した趣味でもあるわけでその時々の行きつ戻りつ、どちらがメインなのかわかりづらくなってしまった。
手段と結果を較べても仕方無いよ言われればまさにそのとおりなんだろうが、いわゆる同好の士たちと接する時に根ざす位置により微妙に音楽なり器機の評価が異なった判断が出てくるってのは、各人それぞれの自分のどちらかに根ざした守りたい一線というか「拘り」「方向性」から出ていると推測している。で、それが自分の求める「音楽」と「オーディオ」のどちらに根ざすのかってことの自分に対しての反問みたいなものなんだけど、まーそんなこと人の勝手でどうでもいいといえばどうでもいいことなんだけど、なんとはなしに今回ブログを書き始めて改めて考えるようになってしまった。
ここの読者はどう見てるのだろう。
気に入った音楽を自分のお気に入りのオーディオセットで好きなだけ思いっきり聴くってことがゴールであるのはほぼ間違いないのであろうが、嫌いな音楽でも好きなスピーカーやアンプで聴いたらそれなりに楽しめて聴けたり、逆にプアなオーディオセットでも十分音楽のエッセンスを感じさせるようなレコードも過去にあったりでどっちつかず。もしかしたら単純に好きか嫌いかの結果だけのような気もするが、一方でそんなに単純に割り切れる感情的なものだけではなくてもっと経験に積み上げられた総合的な判断というか、もっと漠然として細かい判断のハナシのような気もする。
自分の場合ジャズをメインに聴きはするがロックやクラシック、ポップスばかり聴くことも当然あるし、器機の調子が変で気になった時には大好きなレコードかけてもオーディオチェックのいわゆる〈部分聴き)しかしていない時も多い。

下世話な話だがどちらによりカネをかけたのかと問われれば、決してバランスを考慮していたわけでもないのに計算してみると奇跡的にほぼ半々になった。ホントにどっちつかず。
いままで出会ったこの筋のマニアと呼べるようなヒトたちの動向をみると、県内でも指折りジャズファンを自称する某氏はレコードは5.6千枚以上所有するが、ポリシーとして絶対に音楽ソフト以上にオーディオ機器のカネをかけないようにを一線を引いているそうだ。それでもアルテックを使っているのは最低限このレベルは必要とのこと。彼の前ではオーディオの話題はなるべく避けている。彼から見るとワタシは十分オーディオマニアなんだそうだ。
一方でウン百マンのオーディオセットを所有しながらソフトはCDをせいぜい数十枚、ジャンルもバラバラでショップに勧められるまま録音のいいCDのみ脈絡もなく買っているような音楽にあまりのめり込まない機械マニアみたいなヒトもいるらしい。〈ショップの店主がこのヒトは何が楽しくてオーディオやっているのだろうと疑問に思ったくらい?) そういえば昔、雑誌のMJ(こんな雑誌知っていること自体がオーディオマニアだろうって指摘されそうw)でガラスの割れる音を再現するために数十のオーディオセットを無音室のようなスタジオ風専用部屋で聴いているマニアが出ていたが一体なにが楽しいのだろうと不思議に思った。この場合は本人が自覚していたが。
音の書斎とかいうムック本を見ると高名なジャズ評論家でありながら聴いているオーディオセットが古い国産のシスコン(もしかして死語?)で、ホントにこんなシステムで聴いてでジャズ評論ができるのかジャズのエッセンスを感じることができるのか、と疑問に思ったこともある。
まーそのような評論家の書くレコード評ってのは学術的で面白くないので当然信用していない。
考えてみたらジャズ評論でジャズはもちろんオーディオ的にも十分面白く表現できているのはテラシマさんだけのような気がする。オーディオ装置の及ぼす音楽の印象の違いってことをジャズ評論で初めてはっきり言い出したのがテラシマさんだったと思う。凝り固まった旧来の評論家からはもの凄く反発受けただろうが・・・・。(この話はいづれまた)
CIMG0086.jpg

殺風景なんで画像追加。ただし本文と関係なしです。
2008.02.15 部屋を晒す!
 プロジェクターを晒したのならばスクリーンもってことで・・。
キクチのインテリジェントスクリーンでマットの種類は・・・なんだっけ。
まーショップの在庫処分みたいな感じでかなり安くしてもらったような・・・。ただし備え付けはビシっと計測した上でセンターを割り出して付けたのでちゃんとしてはいる。で、ひたすらカネかけまいとホームセンターに言って汎用のパーツ買ってきてプロジェクターともどもかなりローコストで仕上がったと思う。いくらかかったか?確か3、4千円くらいだったような。プロジェクターはたしか2千円台だったような。あ、さきにスクリーンつけて半年後くらいにプロジェクターつけたんでその間はスクリーンは偶に意味もなく電動スクリーン下げてまだ見ぬ画を夢想したり、リバーサル写真をスライド映写機で写して遊んでいました。たんたってあのライカの映写機だもんね。(自慢げに言うが、実は調べたらわかるがライカといえども凄い安いのだ、これが・・・。)




CIMG0300.jpg

オーディオ好きなら誰しも自分だけの試聴用レコードってのがあると思う。
試聴用って言っても、要するにこのレコードのこの音で機器の調子、相性、評価を判断するっていう自分の判断基準になっているレコードのこと。
自分の場合はひとつがコレ!
CIMG0286.jpg

こんな有名盤を今更!って声が聞こえてきそうだが、有名盤であるがゆえに周知していてわかりやすいってのはある。ジャズファンならどこの家に訪問試聴に行っても大体持ってるだろうし使いやすい。
で、自分の場合、ヒネクレモノ(自分で認めるか!)であるがゆえにこのレコード最大の有名曲である「テイク・ファイブ」もしくは「トルコ風ブルーロンド」はすっ飛ばして、試聴用としてはほとんどB面しか聴かない。このレコードのB面と言って以外と思いつかないヒトも多いのでは。
このレコード、はっきり言って録音は良くないと思う。録音が良くないのに試聴用になるのかと突っ込まれそうだが、良くない録音であるがゆえに機器の性格や状態が非常にわかりやすいってのが自分の中にはある。
もっと言うとこのレコードの最大の聴き所はデスモンドのアルトでもなくリーダーのブルーベックでもなくドラムスのジョー・モレロと思っている。そう、モレロのドラムスを聴くためのレコード。で、モレロのドラムスが全面に出るのがB面ってこと。
具体的に言うと、B面1曲目の「スリーツーゲットレディ」に関してはブルーベックのピアノの後のシンバル、その後に続くバスドラの音で機器の調子を見る。表現が変だが、床にでっかいぼた餅を叩き付けたようなドンという低音(これでイメージ沸くかいなw)が出ればしめたモノ。この低音が出ないために有名アームの3012はウチから追放してしまったほどである。(喜んだのは花・・)
あとは2曲目「なんとか?ワルツ」の冒頭のブルーベックのピアノの立ち上がりもチェックする。最大の聴きどころは3曲目「エヴリバディーズ ジャンピン」のモレロのドラムスソロ、皮の突っ張って鳴る感じがジャズドラムの一番おいしいところと思っている。立ち上がりが早く中低音がしっかり出るシステムでないとなかなか分ってもらいづらいかもしれないが、(誤解なく言うと小さなSPだと難しいということ)自分のところが十分出てるってことでなく、この辺の音はフロントロードのアルテックは結構得意とするところみたいだから。JBLは・・出るといえば出るが・・・ウチでは危ないから眠ってるし。
CIMG0246.jpg











おっぱいに見えたあなたは・・・。かくいう自分が・・・。

正解はアンパンマン!でした。
カメラの話もたまには・・・ってことで。
去年、暇つぶしにヤフオクのカメラ板見てたら格安の「ニコンF」が出ていた。レンズとソフトケース付きであるが表示の写真写りが悪く程度がよくわからない。出品者はカメラ素人みたいでたぶん父親か祖父の持ち物の処分のための出品したようだ。
まだ終了まで1日くらいあって落とす気もなくダメ元で遊び半分に相場の半分くらいの値で入札したら、なんとそのまま落札してしまった。落札価格は約2マンほど。
どうせオンボロのジャンク品だろうと思ってカネ振り込んで期待せずに待ってたら、送られてきたのが予想外に美品の「F」。さすがに人気のアイレベルのブラック仕様ではないが希少の初期モデルであるフジサンマーク入りの銀のフォトミックファインダーの「F」。経年変化で不動品が多いフォトミックFTNファインダーも電池入れたらちゃんと針が動くではないか!自宅近くの「カメラのキ○○ムラ」で同じFフォトミックFTNファインダーが完動品2マン5千円で売ってたし。へへ。
で、一番嬉しかったのは着いていたレンズ。なんと5.8cmのF1.4のレンズ。mmでなくてcmつまりセンチ表示だ!気になるカビや埃もないし。確かセンチ表示のF1.4レンズは製作された期間が短く3マン以上で取引されていたような。へへへと自然と顔がニヤける。
この時代のニコンに愛着がある理由ってのがほぼ生まれた年前後に生産されたってのがある。手に入れた「F」のシリアルナンバー64511・・を調べたら1961年9月から翌2月までのロットで、11番台は多分9月ないし10月に生産と判断。ますます愛着が湧くってもんですな。(同様の発想でいつか手に入れたいのが生まれた年のライカM3とワイン。ライカはもしかしたら縁あれば可能かもしれないがワインはヴィンテージイヤーでムリみたいだ。モルトウイスキーってのもあるが・・・高い)
何本かフイルム入れて撮ってみたが偶にミラーが戻らないときがあるもののほぼ問題ないことも判明し、レンズはニコンらしく非常にシャープな写りでした。これモノクロ用にしよっと。

調子に乗ったらブツヨクが湧いてコレクター魂にも火がついてしまう。ここまできたら中途半端はキライよっと「F」用のセンチ表示のニッコールレンズ集めようと毎日のようにチェックするようになった。オールドニコンレンズはけっこう格安で財布に優しいので巧くすれば5千円以下で手に入る。カネかけてもしょうがないんでテーマは8千円以下で手に入るセンチ表示のニコンレンズをターゲットってことで、その後2本手に入れました。F2.5の10.5cmとF3.5の2.8cm、実は両方とも既にフツウのAiレンズは持ってるんだけど・・・まーいいや。


CIMG0288.jpg
10.5cmF2.5を装着したニコンF

CIMG0289.jpg
2.8cmレンズと5.8cmレンズ。
ジュリー・ロンドンが好きである。
ジュリーが好きと公言するには勇気がいる。はっきり言ってスケベ扱いされて誤解されそうではある。
グラマー美人で歌が上手く選曲もいい、ってことでまったく非の打ち所がない。
こんなストレートど真ん中3球みたいな歌手はひねくれ者の多いジャズファンには逆に敬遠される傾向にあるようだ。
最初に聴いたのが以下の定番レコード。
CIMG0313.jpg

国内盤を最初に購入して歌の上手さを気に入りいつの間にか3枚手に入れていた。B面に「クライミーアリバー」があるのがオリジナル盤なんだそうだ。これは去年9月に訪問したK市のBOSEさんに聞いたこと。オリジナル盤と国内盤持ちながら気がつかなかった自分はなんとおめでたいのだろう。
彼女のキハモノたるレコードの以下も所有。見てるだけで楽しくなる。
CIMG0314.jpg



このネタでそんなに引っ張れないし・・・ここまできたらコレクションを晒してしまおう。
けっして自慢するわけではなくて、彼女のレコードはオリジナル盤でもキハモノ扱いで昔は比較的安く手に入ったんで、いつのまにかこんなに貯まってしまった。
CIMG0315.jpg

CIMG0317.jpg

一応個人的に思う彼女の最高傑作ってのも晒しておく。
最もジャジーでリラックスして歌ってると思う。選曲もいい。
仲間内では拙宅でよくかける視聴用レコードであまりにも見慣れているだろうが。
ついでに書くと彼女の旦那はよくよく考えたらボビー・トゥループなんだけど、そのことをすっかり忘れてトゥループのレコードも必死にコレクションしていた。それはそのうち晒す。
CIMG0319.jpg
CIMG0276.jpg

グリフィンはよく考えてみたら生で聴いたことがあるんだが、野外ジャズフェスでかつフュージョン全盛の時代だったため前座に近い扱いだったのが可愛そうだった。こんなビッグネームを前座扱いする日本のジャズフェスブームって一体なんだったんだろう。真夏の炎天下の高原でなく、できれば夜、洒落た大人っぽいカフェ風のジャズクラブでギネスあたりを飲みながら聴きたかった。
本作はヨーロッパ録音のせいか肩に力が入らず洗練されていて独特の疾走感があって非常に気持ちいい。特に好きなのはA面3曲目。
なぜこれを取り出して聴こうと思ったのか、理由を言うとジャケ違いのアメリカ盤がヤフオク出ていたため。見てたらあのリズム、メロディーが頭に浮かび無性にに聴きたくなった。
先日、某ショップでブルーレイとプロジェクターの試聴会に参加してきた。
機種はエプソンの液晶プロジェクターで実売34マンらしい。最新のプロジェクターがどんな性能をもっているのか確認することができた。液晶なのに黒浮きがほとんど気にならない、ほとんどDLP並。さすがに総体としては以前見たビクターのプロジェクターよりは若干落ちる気がするものの実売価格を考えると(ビクターは50マン位?)これで十分と思わせる説得力がありました。またブルーレイのソフトを見てしまうと今更DVDに戻れないというのも再確認しました。
ハイビジョンで100インチの画像、こんな画をこの価格で見られるなんて今という時代はなんて幸せな時代なんだろう。つい10年前ならこの画のレベル出そうとすると1000マン近くは確実にかかったと思う。今ならスクリーン込みでたったの50マン、改めて技術の進歩に驚嘆した。
考えて見れば映像の世界ってのは独特でシビアな世界である。ほとんどコンピュータの世界である。というのもオーデイオと違って常に最新機種のほうが確実に高性能で安価であり、技術は日進月歩で進んでいるから今現在最新、最高のものを手に入れたとしても1年で旧機種、3年で陳腐化、10年もすると二束三文のガラクタ、粗大ゴミになってしまうという恐ろしい世界でありまして、「音」と違い騙しがまったく通用しない。逆に騙しが通用する「音」の世界の進歩とは何なんだ。デジタル嫌いだし。いまだよくわかりません。
思い起こせば7年前に家を建てようと思った動機が当時2カ所に分散していたオーディオ装置とレコードを一カ所に寄せてしまいたい欲求を満たすためと、周りの友人が始めた映像の世界を側で見ていて自分も大画面のホームシアターで心ゆくまで映画を貪り見たいという欲求からでした。当時は映像の最高峰はまだ三管システムでありましてバルコやソニーが最高で、安物としてやっと液晶プロジェクターが出てきた位でDLPも出てきたがまだ高価でありました。見るに堪える機種はほとんど最低でも100マン以上でした。当時欲しかったのはバルコの三管システム、シネ7(死ね7ではない!)で、値段が約160マン、スクリーンを合わせると映像システムだけで軽く200マンを超えるというシロモノでして、どうあがいても手の出ない世界でした。(ひょっとしたらオーディオ器機を全部売れば届くかもと当時悩んだのであった。)しかしながらとても飛び込む気もおきず、先に手に入れた友人を羨ましく思う日々でした。
でもその後の展開、後々の進歩を考えればあの時に手を出さなくてホントに良かったなーと安堵しています。
映像機器の場合は30マンから50マン前後を基準に3年毎に機種変していくというのが多分一番理想的なつぎ込み方なのかなーと思います。そうは言うもののウチのプロジェクターももう既に3年が経過しましたが、とても今の経済状態では・・・。はっきり言って悲しいです。
CIMG0299.jpg

CIMG0349.jpg

上の写真が今やお古になった自宅のDLP。下の写真が欲しかった三管のcine7。
もう去年の話になってしまった。例によってまた今頃書くかと突っ込むことなかれ。
仲間の一人(トラックバックのコメント者)が海外オークションサイトであるところのeBAYでサキコロのセカンドプレスを落札した。実際の詳しい落札価格はよくわからないがほぼ200ドル(2マン5千円くらいか?)だったらしい。ヤフオクなんかの普通の国内オクでも堅気に生きているヒトからするとかなり危険そうな臭いがするのに(告白するといまだウチのつれあいからは「いつか騙されるわ!」と突き上げがあるorz)まして海外のオクなんて。英語もある程度できないと大変だろうし金だけ送って商品が来なかったらどうするんだ、泣き寝入り?場合によっては海外までクレーム言いに行くのかといらぬ心配してしまう。たったレコード1枚でそんなに危険を冒さずともいいものをとも思うが、日本での流通価格、相場を聞くと捨てたつもりで飛びつく気持ちもわからないでもない。希少物であれば「見つけたら即買い」の世界は確かにあるしそれなりに突っ込む価値はありそうではある。海外との取引は実際ある程度ルートを開発したら比較的安全に取引は行われていくらしい。
まーなんだ、希少モノを安く手に入れるためにはそれなりのリスクが伴うってことだろう。
「サキコロ」即ちソニー・ロリンズ名義の「サキソフォン コロッサス」である。ブツはなんといってもジャズ史上に輝く天下の大名盤であるからファーストプレスの国内相場は10マンを下ることは無くてセカンドプレスでも6、7マンはするそうだ。確かにどうせ高いだろうと今まで手に入れようとも思わなかった。
で、実際に聴いてみた。場所はショップの第2試聴室であるところのいつものO氏リスニングルーム。
かしこまって聴いたわけでは無く牡蠣炭火焼き忘年会(別名 今年は誰が当たるか?ノロウイルスwパーティ)の余興の一環としてであるため当然アルコールが入っていましたハイ。アルコールが入ってたゆえに正常な判断かどうかは・・・はっきり言って怪しいが。
比較のためにまず最初にフツウの国内盤。久しぶりに聴いたロリンズ、思い返せばジャズを聴き始めて最初期に買ったレコード(ついでに思い出したが最初に買ったレコードはコルトレーンの「ラブ・シュープリーム」いわゆる「至上の愛」であった。はっきり言って難解でありました。)で初めてジャズのテナーの凄さ、楽しさ、深淵さを体感したレコードではある。(「至上の愛」ではジャズの難解さをよーく理解致しました)レーベルはプレステージだからヴァンゲルダーによる録音なのかと漠然と考えながらセントトーマスのカリプソのリズムに揺られて非常にいい気持ち(酒酔い?)になった。これはこれで悪くない、一体なんの不満がある、一般には十分であると思わせた。
次にO氏の所有する45回転盤サキコロ。回転数が違うだけなのに、さすがにもっと良くなった。モノラル録音なのに音が生々しい。スピード感がある。「わーこれ欲しい」というのが実感。それというのもO氏のオーディオシステムが相当に効いているとも思わせた。
この時のO氏のシステムを紹介しておく。モノラルレコードなので入り口がオルトのCA25Diにアームはオルトの309、マイクロの8000番プレーヤにプリはカウンターポイントの5000番、3ウェイマルチで4560ボックス、中身JBLのウーファ(型番忘れた)をカウンターポイントのSA4、(ウチと同じだが贅沢にもマルチで使ってる)ドライバーはガウスで845の球アンプ、上もガウスのツィータでアキュのアンプという構成。まーこれで鳴らないわけがない。
で、例のセカンドプレス。
「へっ」思わず耳を疑った。音が全く違う。違う演奏を聴いている様だ。全体的に音が変に太くて情報量が多すぎる、過剰?という感じ。音圧というか情報量にはり倒されそうになる。これ音がクリップしてないか?はっきり言うとO氏のシステムがオーバークォリテイに感じる。もっと小さなスピーカでも良さそう、安物のカートリッジでも良さそうな位。溝が深いってことはこういうことなのか。発売当時の1956年の黒人等にも手に入れることのできるオーディオシステムのレベルでも十分鳴るように情報を過剰に入れて録音してあるのか?
自分もジャズのオリジナル盤は今回のサキコロ程の値段でないにしてもそれなりに持ってはいるがこんな体験は初めて。最初の国内盤と45回転盤は基本的に同じ音であったがこのセカンドプレスはちょっと別格であった。これを使いこなせるか。レコードなのに使いこなすという表現も変なんだが、まさにこの表現しか出てこない。「欲しい」「いつか手に入れるぞ」と心に誓いつつレコードにはまだまだ知らない深い世界があることを思い知らされた。顔の見えるロリンズは買いです。
CIMG0272.jpg

誤解のないように書くと上がダメダメなステレオ盤で下がモノラル国内盤。自分はこの2枚しか持っていない。