2009.06.21 バーに行く
某月某日、職場で泊まりでの会議があり、懇親会の終了後に地元のバーに行く。
バーの名前は「ブルー○ンタ」。
3月にあったバーテンダー協会主催のチャリティパーティで事前に名刺をもらい、4月の職場歓迎会で一度訪問するも、酒癖の悪い飲んべえの先輩(まあ職場の先輩後輩の関係でよくありがちなパターン、酒の勢いで絡むは、説教するはという展開のやつ、まあ一番避けたい酒の飲み方でしょう。ウン)と同伴であったため、マスターともろくに話もできず、店の景色も目に入らないままというか、店のコンセプトもわからない消化不良の状態?だったのでちょっと気になっていた。
今回はうるさい先輩はいなくて、真面目で礼儀正しくかつおとなしい後輩(考えたら、うるさい先輩とおとなしい後輩とも同じ高校の先輩後輩なのである。)といっしょであったので安心して飲める。
田舎な土地(400mも歩けば田んぼばかりだよーん。)には似合わないようななかなかいいセンスの店である。

まず最初に定番の如く、ギネスを頂く。
この差し出されたギネスの泡の状態で店のこだわりがわかる。
ギネスは泡が命!みたいなこともあるので、グラス(当然、専用グラスである)を斜めにして壁面にあたるように液をゆっくり注ぎ、当初グラスの半分位を占めていた泡が徐々に上がっていきグラスのほぼ1割から2割弱を泡が占めて泡の下っかわにくらいに上って行っている状態が一番の飲み頃かと思う。
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で、ギネスの場合、フツウのビールと違ってあまり冷えすぎるとあの独特の風味が消えてしまうので、ちょっと生ぬるいくらい、多分13度から15度前後くらいの温度(これスタウトね。ドラフトはもっと冷やさないと・・・)がちょうどいいように思う。
家で飲む場合は冷蔵庫から出して30分から1時間くらいかな、と。
(そういえば仲間内でコンサートかなんかでどこか行く時、自分がドライバーでpon氏や非双子氏を後ろに乗せたときはかならずシュポン!と瓶を開ける音がして、トクトクトクと注がれるあのギネスの温度はpon氏のことだから一番旨い具合に調整されているんだろう、とバクゼンと思う)

とにかく、この店では完璧な状態でギネスが飲めました。合格です。

雑談しながらギネスを空けて、次は何にしようか、と思案しつつ、ここは敢えてマスターに訊いてみる。
「次、モルト行こうと思うけど、何かいいのない?」
「どういうのがいいですか?」
「ちょっと珍しそうなの。ウーン、何か限定のやつとか、なかなか手に入らないやつとか・・・」
「珍しいやつですか。ここにあるイチローズモルトというのが最近よく注目されてますけど、どうですか?」
「ああ何か噂には聞いていたけど、これ美味しいの?」
「美味しいですけど、ワタシはあまり・・・。ウーン、白州の限定のやつはどうですか?」
「あ、それはもう飲んだ。○津の○ォーシーズンで飲んだけど、美味しかったよ。最近の日本のモルト、めっちゃレベル高いよねえ。」
「あーお客さん、○○さんのところも行かれてるんですね。」
と、ここで、ひとしきりなぜかよそのバーの話や山崎やニッカの最近の動向の話で盛り上がる。
「お客さん、そこまで飲まれているんだったら、珍しいものだと、うーん、と、えーもう無くなった蒸留所のものもありますけど・・」
「もしかしてアイラ?」
「あ、そうです」
「それ、もしかしてポートエレン?」
「そうです、ポートエレンです。よくわかりましたね!これご存じの方、あまりいないんですよ。この店始めて最初ですよ、お客さんのほうからポートエレンの名前を言われたのは・・・」
ということで出してくれた「ポートエレン」。
まあフツウのバーだと、「ポートエレン」を置いているか、置いていないかのレベル。ちょっと気の利いた店なら2,3種類のポートエレンを出してくればかなりレベルは高い、と言えると思う。




で、この店は何種類の「ポートエレン」出したのか?




なんか奥からどんどん出してくる!



えっ、こんなに・・・・。



なっ、



なんと7種類!




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参りました。



で、これが全てではないそうだ!あと倉庫を探したら、あと3種類はあるはず、とのこと。

ひゃー、レベル高い!
よくもこんな田舎な土地の店にこんなもの置いてあるなーと感心致しました。ホントに参りました。
なんでもマスター自身が「ポートエレン」が好きで、けっこうコレクトしてしまったらしい。
まだ若いマスターなのに、意気がある。

で、結局頂いたのは以下のもの。

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ダグラス レイン(ボトラーズ)のカスクで開封済みのもの。
(さすがに未開封のボトルは開ける勇気がなかった。まだ高いか安いかも不明なんだもん。ポートエレンの相場は確か今1本2マンから4マンくらいと思うのでちょっと恐いでしょ)
ひさしぶりの「ポートエレン」は香りよくかつガツンときて余韻は長く、まあ美味しくないはずはないですな。


相方は以下のもの。
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初心者向け、といってもワタシは飲んだことがなかった。

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天井は箱とグラスの羅列。

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そんなこんなで12時を回ったので会計。

1杯だけだったけど、高そうなモルト飲んだので、1マン以上かと覚悟したけど・・・

請求金額見て安心した。


「4800円です。」

「えっ」

二人で、である。こんなに安くていいのか!

(そうか、たぶんチャージとらないのか!)

いやー、いい店である。
また行こっと。

6月14日をもって、「混浴温泉世界」は終了した。
「混浴温泉世界」は要するに手作りの現代アートフェスティバルである。
「そ」も5月以降、毎週のようにボランティアとして参加してきたので、今回の催しには特別な思い入れがあるようだ。
最後だから、ぜひ今の内にこれまで見逃したところをチェックしたい、とのことで、再度訪問してみることになった。
今回は「鉄輪」周辺ではなく観光港と駅の商店街周辺。
以下、撮りためた画像をあげておきます。
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この花の絵が作品。デカイです。


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これ別に作品ではないと思うけど・・・。なんとなく色に惹かれて・・・。



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アートゲートクルーズで訪問。こういう昔の家屋(たぶん空家であった?)を利用した作品の場が市内に何カ所も点在している。それぞれを訪問していくと、結果、裏通りを含めた街の全体像がわかっていくような仕組みになっている。
この「プラットフォーム5」は昔の遊郭?みたいな天井の低い古い造りの家屋であった。

ここで「そ」はまた栃木県からきたリピーターと再会。
彼は5月から3回?いや4回目の訪問なんだそう。(ちなみにワタシも彼に会うのは二回目!)当然もうスタッフとは慣れ親しみ、互いに冗談を言いあい、打ち上げに参加するような関係なんだそうである。

この地には全国、いや世界中からヒトが集まる。まさに混浴!世界である。
こういう出会いが今回の催しの面白さであり目的でもあるらしい。

「そ」はみやげに東京バナナのチョコをもらう。


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この「清嶋アパート」は若手のアーティスト(ほとんど学生?)の作品の場であった。
活気があって、けっこう面白かったです。


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遠景からしてコレだもん。

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赤い蜘蛛の巣はスパイダーマン?のわけないか。 

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なぜかセピア色が似合う空間でした。

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個々の部屋が作品?となっている。
それぞれにテーマはあるんだろうけど・・・。
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んー、ようわからん。創造はかき立てるが・・・。

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とにかくも、空間としては非常に面白い。


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ほとんど意味不明!の世界でもある。
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解説不能!

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これは単純にキレイであった。

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終了前日なのに、まだ作品を作っていた。



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この景色はたぶんこのアパートの「素」の姿なんだけど、なんか妙に惹かれた。


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これはアートとは関係なし。カメラ的には安物のレンズのため周辺光量の落ちたダメダメな画像なんだけど、「絵」にはなっている。


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真ん中の「EXIL」がフランス人アーティストの作品。
一体、フツウのネオンとどう違うのか?
アナタにわかる?


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 ここ神社なんだけど、ウーン。


以下は街の寸景。モノクロが似合う。
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以上、総じて言うと、アーティストの作品そのものよりも、朽ち果てかけたこの街の歴史、奥深さ、というか、街自体の魅力のほうがより強力のような気が致します。
第二回も開催されるという話なので、さらに強力なアーティストの作品を期待しております。ハイ
残業したとき、通勤の帰途に地元FM放送の番組のラストでいつもかかる曲がある。
これは確か「晴れ雲・・・」。
要するに「カム・レイン・オア・カム・シャイン」だよなー。
で、演奏しているプレーヤは、聴いてすぐわかった。
特徴ある甲高いアルトのハイノート。

そう、ソニー・クリスである。
ソニー・クリスの「カム・レイン・オア・カム・シャイン」。

はて何のアルバムに入ってたっけ?

どちらにしても番組のラストにソニー・クリスを持ってくるというのはなかなかいいセンスしている。
誰が選曲したか知らないが、選曲者はけっこうなジャズマニアなんだろうと思う。

そういえばこの番組、内容は田舎のローカルなFM番組らしい他愛のないものであるが、CMの前後等、端々にかかるのはすべてジャズなんだよね。
それもどこか聴いたことあるような、ないような・・・。

で、件の「カム・レイン・オア・カム・シャイン」。
何のアルバムに入っているか?
この小さな疑問の答えを求めるべく、手持ちのソニー・クリスのレコードを敢えて曲名を見ずに順番にかけていってみた。

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とりあえず12枚あった。まだありそうだけど捜すのが面倒。(「サターディ・モーニング」が2枚あるのは、ベースが大好きなヴィネガーのためである。)
こうして連続でソニー・クリスを聴くと、例の特徴あるちょっと甲高い五月蠅いサウンドにもしだいに慣れてくる。
改めて聴くとホントに過剰なくらい気持ちを入れていつも一生懸命に吹いていることがよくわかる。
手抜きもなく、全力疾走で「曲」を表現しょうとして、それが結果として大いに「歌心」溢れるものになっている。
で、あまりに力が入り、ソプラノのようなハイノートを多用するものだから一聴すると”五月蠅く”感じてしまうのであろう。
確か、「サターディ・モーニング」の録音の後、日本に来る予定(70年代の中頃はアメリカでは電気系優勢、フュージョン全盛で、旧来のアコースティックな楽器のジャズプレーヤーは不遇であった。渡欧するか日本にくるかの選択だったのでは・・)であったが、本人は日本に来るのを楽しみにしていたにも関わらず、不可解なピストル自殺の結末(これも諸説あり、詳細は不明。女絡みだとか薬物とか・・・)で残念ながら実現しなかったようだ。
「もし」を考えるのは不毛であるが、多分、日本に来ていたら熱狂的に迎えられたと思う。
当時の日本は世界的にも本格ジャズ全盛の地であったし、耳の肥えたファンが多かったところであった。
ソニー本人にとって不幸な結末でなく、まったく別の人生が送れたであろう。
もしかしたら小さなジャズクラブあたりで実際に演奏お聴き、話ができたかも(英語はしゃべれんけど・・・)。

ジャズプレーヤーの不可解な死といえば、ウォーデル・グレイのラスベガス郊外での撲殺死体での発見、リー・モーガンのライブ演奏中での愛人による射殺とか、けっこう好事家好みの事件もあり、どうしてもいわくつき、訳ありの死に方ってのが仕事柄多いようである。
まあプレーヤーとして、個人の「創造力」に関わる仕事でもあり、女もカネもヒトも集まり、栄光もどん底も常人以上に経験することも多いのであろう。

あっと、冒頭の「晴れ雲・・・」。
入っていたアルバムは「ゴー・マン」でした。(例のベスパのやつ)
夭折ジャズプレーヤーについて面白そうなのではいつかアップ致します。
                                                       以上
この時期の毎年恒例の「モノラル試聴会」。
今回のテーマは何にするのか。

前回のSP試聴会は予想外に大盛況で面白かった。内容も濃かった。
元々の発案者の自分としてはまさにしてやったりの気分であった。
ただしソフトの演目はワタシの好きなジャズ系のビッグバンドとヴォーカル中心であり、クラ中心の太宰府の方の大先生あたりは不満があったようでした。
考えてみたら今までの試聴会は散々ジャズ系ばかりだったので、非ジャズ系オーディオファンからは静かに不満の声があったのは事実。
それなら偶には違うジャンルで、敢えて意地悪にクラシックを避けて、いっそのこと「ど演歌」でもと、冗談で考えてみたりもした。(これ「ちあき なおみ特集」や「ひばり特集」ってことなら、ホントに実現しそう・・・。そのときのホストはGさんとhana・・・)
でも演歌やるくらいならば70年代の流行音楽、特に女性アイドル特集をやりたい、なんて声も出そう。(そのときのホストは当然キャンディーズコンプリートの噂のある大番頭さんの出番だろう・・・。多分。)
偶にはそういう「萌え系」をテーマにしてもいいような気がするが、まあ会場は寺だし。ほどほどに。

そんなバカなこと考える間もなく、今回のテーマは順当に「クラシック」になった。

テーマが「クラシック」になったら、ワタシらは裏方でひっそりと生ビール飲んでおけば・・・なんて甘い考えを当初は抱いていたけれども、下準備段階で寝姿を晒され(デカいイビキがまるで5.1CHに聴こえただと!)、本番でまた寝てしまえばどういう仕打ちを受けるのか、内心ビクビクしながら、ひたすら裏方に徹した今回の試聴会。

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揃えた機器は、まあクラシック聴く分には最高レベルのものではある。
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カンノの(高い方の)300Bモデルなんて、フツウなかなか聴けるものではないし、ましてある意味対極であるところのハイエンドオーディオの象徴みたいなゴールドムンドとの比較試聴なんかは、なんと贅沢な趣向であろうかと思う。

今回の講師の「さっさん」もかなりの力の入れた取り組みで対応してくれました。
前夜遅くまで頑張って専用のレジュメを作り、そのレジュメの冒頭がなんたって五味康祐だもん。
(詳しくはebaponブログで確認されたし・・・)
考えてみたら由緒正しいオーディオファン(この言い方って、ちょっとおかしいんだけど)にとって、「タンノイ オートグラフ」 ときたら、やはりフツウ連想するのは五味康祐になりますか。
いっそのことアンプも「マランツ7」と「マッキン275」なら、(ちなみにこの二つとも寺に置いてあった。ただし275は現状は不動である。)なお良かったのでしょうが、残念なことに、さすがにそこまでの「遊び」の時間の余裕は今回はなかったのでした。
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で、「クラシック」、正確には「クラシックという音楽」。
はたしてどこが聴きどころなのか?どういう風に聴くべきなのか?
もちろん、かくいうワタシだって偶にはクラシックのレコードをターンテーブルの上に乗せ、しみじみと聴くことはある。特に700円で買ったグラモフォンのヴィバルディの「四季」の中古盤はさんざん聴いている。B面は100回以上聴いたと思う。
ソフトもアラで数えても、なんだかんだで百枚近くは所有しているだろう。
ただし、聴き方、音の追求の仕方はほぼ「ジャズ」と同じような聴き方である。

そういえば、今回の講師の「さっさん」が一度拙宅のシステムの音を聴かれたとき、ドルフィーのフルートの音(確か音源は「ファイブ・スポット」の第二集の「ライク・サムワン・イン・ラブ」だったと思う)を聴いて「こんなフルートの音は現実にありえない!こんな音がでるはずない!」とかなり強調されていたことを思い出した。
ジャズとクラシックの聴き方はそんなに違うのか?(オマエだけが異常なんだってのはナシよ!)
今回の試聴会がそれを確かめる機会になるのでは、とほのかに期待しておりました。
で、・・・・・と、ここまで書いて、相当に長くなってしまったので、続きは次回へ、ということで。
あしからず。