これももはや古いネタになる。

O塚社長が、「wooさんところや音○舎の音聴いて、自宅のシステムの音、まったく聴く気が起きない!どうしてくれる。」と宣うので、O塚邸に修理保全されたマランツ7持っていって試聴することに。

と、その前に腹ごしらえ。
CIMG2758_20091023021824.jpg
「○力」のラーメン。
はっきり言って”濃すぎ”
替え玉したら薄くなるかと思ったら、それでも濃い。
スープが”獣臭”がして個人的にはちょっと勘弁して欲しい。
黒木メイサ風の店員には悪いけど、血なまぐさいんだよね。
食べた後、ひさしぶりにちょっと後悔してしまった。

で、O塚邸。
まずサブの4333のシステム。
あいかわらず鳴りっぷりがいい。
ユニゾンの845恐るべし!といったところ。
O塚さんによると、最近はこちらのほうが弾むような音がでてくるのでよく聴いているらしい。
まあフツウのヒトならこのレベルの音だと十分メインに匹敵するでしょ。


この後、件のメインシステム。
まず「素」の状態で聴く。

いやー、相変わらず迫力ある再生。
いったいこれのどこが不満なの? なんと贅沢な!
と、一般的には思うだろうw。

2440とゴトウユニット、ダブルウーファーのマルチ、使ってるアンプはカウンターポイントの5000とSA4に特注845にアキュ。
入り口はSPUマイスターシルバーに309,プレーヤはマイクロの8000番。
こんないわゆる憧れのシステムの構成で、一体どこに手を入れる必要があるかいな。
何が不満なんだろう?

と言いつつ、ただ、まあ、「音○舎」の音に較べたら、中低域の一体感というか、スピーカーか完全にら音が離れてセンターからドバッと勢いよく押し寄せてくる感じは確かに希薄ではある。
一番わかりやすく言うと、多分アルコベースの胴鳴きのような表現はO塚システムではなかなか出にくいのでは、とは思う。

ただそれはスピーカーの性格上、仕方の無いことではないか、と個人的には考えている。

何度か書いていることだけど、JBLは腹に響くような30から40ヘルツの重低音は比較的出しやすい。JBLには基本的に、可聴帯域の20ヘルツまで伸ばそうとするワイドレンジの設計思想が根底にあるように思う。モニター等のプロ使用が前提だし。
ただ下まで伸びている分、一番おいしい40から60くらいがどうしても薄くなってしまい、弾むような低音は非常に出にくいようだ。(初期の130系は例外)コーン紙も重いし。
反対にアルテック。
多分、最も強力な515でも下は50ヘルツくらいまでしか出てこない。今のワイドレンジの時代にあっては明らかに重低音は不足している。スタジオのモニターで使われることなんか今となっては絶対にないと断言できる。
ただ、下まで伸びていないけど、弾むような風みたいな生き生きとした”軽い低音”がわりあい簡単に出てくる。音楽表現がすごく上手いのだ。
ああ、ちなみにJBLのD130とアルテック515は確かランシングの設計だったはず。アルテックはランシングの時代に留まり、JBLはランシングから出発して、よりワイドレンジに指向した?という構図。

で、タンノイ。
タンノイは不思議なことにJBLとアルテックの中間の、一番おいしいところのいいとこ取りの低音が出る。
PON氏にいつも言うんだけど、今JBL4344とアルテックを使っているが、場所も取るのでスピーカーを1セットだけにしろと言われたら間違いなくカンタベリー15になるということ。決してJBLの9800なんかにはならない。(まあそれ以前に経済的な問題の方が明らかに大きいが・・・苦笑)
一応これらの説は、JBL4344とアルテックを実際に所有しているということでわかったことの結論である。オーディオの常識でもあるみたいだけど。

CIMG2760.jpg
本題に戻る。
O塚さんチのシステムはマルチなんで、今更プリを交換ってのもかなりメンドイことなんで、とりあえずフォノイコとしてマランツを聴いてみる。
んん・・・、明らかにレンジが狭くなる。決して良くなったとは言えない状況。
ちょっとこんなはずでは的な状況ではあったけど、よくよく考えたらO塚さん宅は普段はソウルノートの50マンの最新のフォノイコとロクサンのフォノイコで、もう相当にレベルが高いものを使っているじゃないか。ここのワイドレンジのシステムには明らかにソウルノートとかの最新フォノイコのほうが合っているようだ。
これじゃ面白くないだろうということで、試聴をMCトランスに切り替える。
試聴はソウルノートのMC入力(すなわち内蔵ヘッドアンプ)とカンノのタイプL、オルトフォンの最新モノラルMCトランスST-M25、私が持ち込んだオルトフォンのNO41とNO384。
簡単に感想を書く。

ソウルノート  
ワイドレンジ、情報量が多くて華やかなで元気のいい音。個人的にはちょっとブライトネスが強すぎて陰影表現は苦手なのではと漠然と思った。メインにふさわしい。

カンノ
トランスとしてはワイドレンジで品位が高い。上品。冷静な音。パンチには欠ける。個人的にはクラシック向けと見ているが、いつか手に入れたいと思っている。

オルトフォンNO41
レンジが極端に狭い。言うなら下品な音。でも迫力と熱気がある。一種のフィルターみたいにワイドレンジなO塚メインシステムが中低音がドカンとくるようなガッツ溢れる感じの音になる。ちょっと危うさというか危ない音である。ジャズ向きでもある。O塚さん相当に気に入る。(2個持ってるKさん、分けてっていってるよ!大番頭さんも狙っているみたいだけど・・・w)

ST-M25
モノラルMCなのでCA25Dで試聴。けっこうしレンジも広くその割りに中低音もしっかりしており陰影表現も上手くて、土台のしっかりした中庸の音という感じ。今回一番実力の高さに感心した。やはりこれは絶対手に入れておくべきみたいだ。

オルトフォンNO384
モノラル専用と昇圧比が低いので音がちょっと小さくなった。音がちいさくなるとどうしても実力が発揮されない感じで、個人的にはもっとエージングしないと本来の音にはまだ達していないだろうと感じた。バランス的にはまあまあというところ。

といような試聴に終わり、O塚さん所有の機器の圧倒的な優秀さが際だった試聴となった。
これで O塚さんも自信を持ってメインシステムを聴くことが出来るだろう。
反対に私は・・・・。ウーン、ちょっと考えさせられた
簡単に言うと、マルチシステムとネットワークでのスピーカーでの鳴らし方はかなり構築の仕方が異なっているということ。マルチだとワイドにもナローにも簡単に変えられる奥深さがあるっていうこと。

どっちにしてもO塚邸のシステムはまだセッティングで大化けの可能性がありそう。
全体を3、40センチほど高くしてウーファーの位置を耳の高さにするとか、袴をはずすとか、4550みたいにホーンの位置にミッドを入れるとか・・・。

とにかく、このネタで今後も労働の後に接待をうけるような局面も多々ありそうですなあ。

ゲッ、我ながら長え文章!
                                                      以上
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