何個か前のネタで、”自宅システムのスイッチを入れるのが恐い”なんて書いた記憶がある。
まあ厳密には、今のメインシステムのパワーアンプを導入してからずっと、”自宅システムのスイッチを入れるのが恐い”状態が続いているんだけど、ワタシの場合、”安心・安全”なマッキンとアルテックのサブシステムも所有しているので、どうしても適当に安易に音楽聴くときにはどっちかというと”スイッチを入れるのが恐くない”サブの方で聴きがちになる。
そうなるとメインシステムのほうは段々と通電されなくなるため、ますますスイッチを入れると”危ない”状態になる。
正直、今年になり何回メインのシステムで聴いたのか、誠に恥ずかしい状態である。(それにしても、同じパワーアンプを使うO塚社長はほぼ毎日通電し、なおかつ映画の視聴用としても使うという、まあ世の中広しといえども、カウンターポイントのSA4を映画用にも使うヒトなんてなかなかいないだろうと思う)
機械というものは非常に正直で、使われなくなると、途端に機嫌を損ねてしまう。
今年の夏、久しぶりにウチの家に町内会の面々が集まり、久しぶりにメインのスイッチ入れたら、やはり機嫌を損ねてしまい、片CHが鳴らない事態になった。
原因は意外にもプリのマランツの方らしい。まあ40年以上前のご老体、ガラクタではある。
こりゃマズイと、すぐさま購入元に連絡をとり、ブツをショップに送る。
約一ヶ月後に修理は終了し、9月に隣県まで取りに行く。(その一部始終は「オーディオ的一泊行脚」で報告済み)

9月にできあがったアンプなら、帰ってきて直ぐに結線して状態を確かめる、ってのがフツウの行動なんだろうけど、部屋が片づいてなかったり、飲み会でやたらと忙しかったり、結線するケーブルが相当に重く硬いのでなんとなく億劫になったり、なんだかんだ理由つけて今まで先延ばししておりました。
11月になりやっと部屋の模様替えも終わり、10月にオーディオ的に刺激の強い体験(東北ツアー)の影響もあり、一念発起してとりあえず結線して数ヶ月ぶりにスイッチを入れてみました。
あいかわらずスイッチ入れて直ぐは安定せず、急にガサガサとスピーカーから突然異音を発します。
そのたびにビクッとして心臓ドキドキ。
「大丈夫だ!大丈夫。」心の中で呟きながら、3分ほど状態を見て、やっとレコードに針を下ろす。

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模様変えとは、要するに背の高いほうのラックをAV用に別置きにして、マランツを棚から天板置きにしたということ。前回不評だったちょっと間延びしたスピーカー間を狭める効果と、いろいろ集まったMCトランスを取っ替えひっかえ比較試聴できるメリットがある。青いのは振動防止用の百円均一で購入した油粘土。内部損失の塊なんで、(というか安い!ので)アンプやCDプレーヤーのインシュにも使っている。


針を下ろした途端、半端ない爆音の低音!
そういえばヴォリュームのゲインとカーブ、変えたとはいっていたけど、6時30分スタートのヴォリューム位置で、7時過ぎでこの「激音」はないだろう!
ゲイン高すぎ、であります。
おまけに左右のバランスがおかしくて、絞った段階では右CHしか鳴らなくて、上げていくと今度はいきなり左CHが強くて、大音量の7時半くらいになってやっと真ん中寄り(それでも左が強い!)になる具合。
ただし、凄い爆音!今までで最強(もしかして最凶かも!)の低音が出ている。
O塚邸ではめったに動くこともないSA4のメーターが、ひとつひとつの音に反応して、忙しく振り切れんばかりに動く。
こりゃ、かなり「やばい音」だぞ!なんか”腐る前の肉が一番美味しい”ような音、というべきか、”ろうそくが最後に燃え尽きる前の大きな炎”のような音というべきか。
明らかになんか命を縮めるような音というべきか。ウーン。
SA4なんで、元々もの凄い瞬発力のある音なんだけど、この日聴いたのは今までで一番凄まじい音でした。
ウーファー2235の振幅も半端ない状態で、こんなに動くかなあ、と見ていたら、なんかエッジに黒いモノが!
嫌な予感!
そばに寄ってみると、予感的中!
なんとエッジに「穴」が開いておりました。
やはりホントに”ろうそくが燃え尽きる前”の状態だったみたい。

CIMG2980.jpg
その「穴」は爆音の低音が鳴り凄い振幅があるたんびに少しずつ広がっていくような・・・。
「穴」のところに手をやるとピューピュー風が吹いていました。
さすがにこの時点でアンプの電源切りました。

この数日後、肉は腐る直前、オーディオは壊れる前が一番おいしい、ということで、ヒトの不幸を酒のネタにすべく、ハイエナのように町内会の面々が集まった。
曰く、「これはもう『穴』じゃねえ!『破壊』『損壊』の類だ!」
「丈夫なJBLのプロ用ユニットを大音量で『損壊』させたなんて、どんな音量で聴いていたの?」
さんざん糾弾しつつ、いざレコードをかけると、手のひらを返したように、
「左右のバランスが合わないからもっとヴォリューム上げろ!」だの、
「どうせなら左のウーファーだけでなく、バランス良く右も壊したら?」とか、
まあ、ヒトの不幸を徹底的にネタにして”楽しーく”飲んでいただきました。
仕方ないので期待に応えるべく、今まで経験したことのないような、天井の電気が共振するような爆音と、今にも飛びそうなちょっと恐怖を感じるウーファーの振幅で応えてあげました。

あーあ、2235どうしよう?
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