ある日元職場の同僚から電話があった。
ちょっと最近の近況など話した後に、「変わった焼酎があるから、持っていくわ!」の一言。
彼はじつは今の勤務地は佐賀なのである。
「いやー、焼酎よりできるなら日本酒の方が良いんだけど。そういえば佐賀といえばこないだ日本一になったとかいう『鍋島』は手に入らんのかい?」
「『鍋島』?あー、あるある。へー日本一なのか。まあ、あれは飲み屋でちょっと呑んだけど確かに旨い!じゃ酒屋に聞いてみるわ!」
ということで、翌日また電話があり、
「『鍋島』だけど、さすがに賞を獲った『大吟醸』は何処に行っても手に入らん。醸造元に連絡しても、もう在庫はない、ってことらしいぞ。他のならまだ手に入るけど・・」
私「まー大吟醸は高いだろうし、日本一になった酒を放っておくはずないから入手困難は仕方ないだろう。むしろその醸造所の素性みるなら純米のほうがわかりやすいだろうから、純米があるなら純米の方で頼むわ!」
「んー、純米といっても何種類かあるんだけど。キモトとか辛口とか。あーちなみに4合瓶だからそんなに高くないぞ」
「へー生酛があるのか。んじゃもうそれら全部まとめて!」
ってことで手に入った以下の3本。


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さっそく「この3本の試飲会をやろう!」と町内会に振ったら瞬く間にセッテイングが成立。
こういう時の町内会の動きは頗る速い。
場所はいつものpon寺で、非双子さんの焼き銀杏をツマミに頂きました。


最初に呑んだのは写真左の生酛純米の60%神力(米の品種ね)の純米鍋島。
呑んだ第一印象は、旨み成分がもの凄く濃厚、という感じ。
甘口だ、辛口というより酒の旨みが先に立って、これはもしかしたら冷酒よりもぬる燗くらいで地鶏の炭火焼きあたりを肴に呑んだら最高なのでは、と思いました。

次ぎに呑んだのが写真でいうと右側の特別純米の鍋島。
酒造コンクールで7年連続金賞という酒。
これは呑んだ瞬間にこの酒のレベルの高さがわかりました。香りといい、味といい、甘からず辛からず、旨み多いこのバランス感は呑んだ瞬間「こりゃ、すげえ!」といってしまいましたもん。ある意味町内会のスタンダード酒である地元の鷹来屋の特別純米に佇まいが似ているんだけど、完成度、品位の高さはこっちのほうが上だろうと思いました。逆に鷹来屋と較べて呑んでみたいとも思いました。

最後が真ん中の辛口純米のハーベストムーン。
これは味わいを辛口に振ってあるせいか、特別純米に較べるとある種の旨み成分が欠落したようなところがあるんだけど、これはこれで単独で呑む分には相当にレベルが高いというか、前に呑んだのがスタンダードでオールマイティな特別純米であるがゆえ逆に偏りが目立ってしまったと言う感じ。

どちらにしてもこの3本は噂に違わず相当にレベルが高いということがわかりました。
実はこの翌日に佐賀に行くことになっていたので、呑んで旨ければ今度は一升瓶で買ってこようという主旨の飲み会でもありましたが、この3本のうち一体どれを選べばいいのか。
まあ辛口のハーベストムーンはハズしてもいいような、じゃ生酛純米と特別純米のどっちいいのか。うーん悩ましい。

そのSAGA編は次回に書きます。
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