というと、トーレンス124の復活、に尽きる。
10年以上前に手に入れた124であるが、いままでまっとうに鳴らしていなかった。理由はアーム(RMG212オールド)の尻下がり。見てくれもよくなかったし針圧も過大になって使いこなすまでに至らなかった。なんとか数年前にデジタル針圧計を手に入れ聴けないことはない状態になったが、置くようなスペースもなかったしレコード棚の上に放置されてホコリをかぶった状態だった。いつかは復活させようと思っていたが根が怠惰な性格ゆえ中々・・・先立つカネも無いし。
そんな124も去年の某寺でやったモノラル試聴会(当ブログで書き込み済み)でモノラルならヴィンテージプレーヤーが良かろうということで急遽出番が回ってきた。そのときにショップのフラワー氏改め花虫氏に最低限の調整をしてもらってなんとか使える状態になった。
尻下がりゆえにどうしてもスプリングが伸びきり針圧が増してしまうし、GアームにAシェルで聴く(というかGシェルだとシェルが締まらずユルユルになり聴けないのが理由・・・)ためアダプターを介す形になるため、ますますカート側が重くなるで調整がやたらとむつかしい。重すぎるカートリッジ側に対応するためウェイトの後ろにアルミ製のEPアダプターを2枚つけため恐ろしく見栄えが悪い。こういう状態ヒトに見せたくない。こんなのでホントに鳴るのか?
アームの高さ変えるだけで針圧がガンガン変化するし旧式ゆえに反応が鈍い。左右の動きも硬い。
こんなダメダメな状況でさどかし音も悪かろうと、まー最低限音が出ればいいか、なんて半ば諦め気分でレコードの針を下ろして聴いてみた。
「えっ」という感じ。
予想外にバランス良く聴こえる。意外にまっとうな音。よくよく聴くと中低音がかなり充実しているのがわかる。確認するためにインストジャズに限らずヴォーカルものやクラ、80年代フュージョン系レコードまで聴いてみたが意外と破綻なく聴けるではないか、というか、これもしかしたらクラフトのプレーヤー、アームの組合せよりある意味上のレベルの音じゃないか、という予想外の展開。
音に芯がある、太いというか濃いというか、若干温度感が上がるような感じというか、自分にとって124にまさに求めていた音なんだなーこれが。不完全な状態でこの音ならアームが完全ならさどかしと思わせる124の可能性の高さ。
そもそも124を導入した目的が、地下の紫煙たなびくジャズクラブで聴くライブ演奏(なぜかイメージとして湧くのはチャーリーパーカー)を一番表現できそうなプレーヤーとして入れたので、この展開は非常に嬉しい。(ついでに書くと、似たようなプレーヤーでガラード301があるけど無骨な外観に似合わずアチラはクラシック向きと見立てている。あれ意外とスムーズだし)
まあどちらにしてもアームの尻下がりとガムテープでつけた状態は精神衛生上良くないので完全な状態の212アームを一刻も早く手に入れる必要がある。




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