南阿蘇の夜、高地のせいかさすがに夜寝ていると肌寒さを感じてタオルケットに何度かくるまったが、隣のOさんはシャツ一枚で大の字で豪快に寝ていた。後で聞くと、まったく寒くなかったという。普段から暑がりでいつもO邸の第二試聴室はキンキンにエアコンが効いているが、常人より暑がりの自分よりもさらに確実に体感温度が高いのは間違いないようだ。ある意味Oさんらしいタフさを感じた。(まー単に酔いつぶれて寝ていたってこともあるだろうけれど)
阿蘇の朝はとても爽やかだった。付近を散歩して朝日の当たる高岳を望み、昨夜のバーベキューのあとかたづけをしたあと、オーナー特製の朝食をいただいた。ごはんの粒が立っていてとてもおいしかったです。オーナーがDIYで建てているハウスの基礎工事を手伝い、(生コンを練りました)ほどよく汗をかいた時点でIさんの別荘地を後にしました。
Iさん、(wooさんと言うべきか)今回は貴重な経験をさせていただきありがとうございました。とても楽しい時間が過ごせたとおもいます。またぜひ呼んでください。今度はモルト持っていきますョ。

汗をかいたら行きたくなるのは温泉ということで、前日とは違う町営?の四季?温泉に行きました。なんでも地元の人はこちらの方にくることが多いらしい。こちらはやはり無色透明で肌にやさしい感じの泉質でした。ここの温泉で凄いと思ったのが、体洗った後、最後に水をかぶるんだけど(もちろん夏のみだよん)その水を飲んでみたらやたらと美味しかったってこと。普段飲んでいる某「森の○だより」なんかより確実に美味しかった。いやー阿蘇ってホントにいいところですね。

温泉の後、後ろで朝っぱらからビールを呑んでいるのを尻目に本日の目的地「オーディオ道場」へ向かった。
オーディオ道場。考えたらこのとき車に乗っている4人は職種もバラバラ、年齢もほぼバラバラで、じゃ一体何が結びつけているかといえば考えてみたらオーディオ、と言いつつ最近はアルコールの話題が中心になりつつあり(否、アルコールそのもののヒトもいる・・・)、その憂慮すべき事態を打開すべく、その、正しいオーディオの道に戻るためアルコールの誘惑を断ち切らんと、ここらで一度「喝!」と性根を鍛え直すためにここはひとつ「道場」で・・・なんてことがあったら面白いのだろうけれど、実際は「オーディオ道場」は元剣道場を利用した音楽喫茶店ということになる。

○○ラインとも呼べそうな快適なドライブコースの脇のわかりにくい場所に鳥居があり、そこをくぐった後曲がりくねった細い道を不安と期待に駆られながら進み最後に凄い急坂を上ったあとやっと目的地に着いた。ここは芸術村でもあるらしい。入り口からただならぬ雰囲気があった。


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フツウの民家のような感じで一瞬「大丈夫?」と不安がよぎった。

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最初は正直閉店しているのかと思いました。

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元剣道場らしさは少しだけ残っていました。最初このドアを開ける勇気?中から音が聞こえてなかったら湧いてこなかったかも・・。


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「なんじゃ、こりゃ!」入っていきなり圧倒されました。

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鳴ってたのは最初このオリンパスかと思ってたら後ろの4343改でした。で、音はきわめてまっとうな音してました。こんなにモノがあって集めるばかりで音はおざなりってのを予想しそうだけど意外にというか予想外に下手なジャズ喫茶で聴くよりかレベル高い音でした。
なぜかオリンパスは2台あり後ろにはJBLのいろんなホーンが何ペアも使わずに埃かぶって・・・こりゃ坊さん欲しがるだろうな。

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前のはBWの昔のモニター?その後ろは4355、その後ろはタンノイとかアルテックとかメーカーに囚われずいろいろ組み合わて作ったクラシック専用システムらしい。その後ろに鎮座いたしますのがヴァイタボックスのバスビンですな。(初めて見た!)4355が小さく見えるって・・・。

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別のコーナーにヴィンテージが、ハーツフィールドにマッキンXRT20、ジーメンスオイロダインにタンノイの・・・。このハーツフィールド(1954年製)でパウエルのクレオパトラ流してくれました。非常にいい音してました。この前にはトーレンスのリファレンスやEMT927やマイクロの8000番があり・・・もうホントにキリが無い。
オーナーはとても気さくな方でした。
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オーナーは時計や雑貨のコレクターでもあるらしい。ちょっと有りすぎという感じ。ソフトのレコードやCDやテープや本がやたらめったら積み上げられていてなんか迷宮に迷い込んだような錯覚に陥る。

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ひとあたり見て聴いて帰ろうとしたら、別棟があるから聴かないかと言われて連れて行ってもらったのがこの部屋。メインはヴァイタボックスCN191。最初の部屋にもCN191はあったから2台持ってるんだと感心した。そういえばなぜか最近良くヴァイタボックスを聴くことが多いなぁ。

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この部屋はオーナーのアトリエでもあるらしい。主宰している設計やアンプの音決めもしているらしい。
まあこの面や入り口の変なマネキン像を見た時点でこれはウチの「そ」娘の世界と強く思った。そのうち連れてくるか。

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非常に気になったのであるが、ある意味オーディオがすっ飛んでしまうくらいに・・このヴァイタの上にあるのって、高台の例の縦模様と特徴ある深い作り、もしかしたら鍋島?
ホンモノならこの大きさだとこれだけでウン千万するでよ!
オーナーに聞くと公家の血を引いてこのあたりの山も全部持っていて蔵もたくさんあったから、これもそのうちのひとつで、こういうのが相当あったけど大分割れてしまって・・・って、やはり育ちも並のヒトでは無いようで。これらの資産がこの膨大なコレクションに化けたってことは・・・ウーン。
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